家族(ネコ)の病

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東城家の家族ミュークとバッキー


東城家では二匹のネコが暮らしています。
上のお姉ちゃんは「ミューク」といいます。
下の女の子は「バッキー」といいます。
二人とも時々、ネコパンチしますがお互いが大好きです。
一昨年 2017 年 10 月 12 日にミュークが突然 6 日間の緊急入院をしました。 それまで元気いっぱいでご飯がなによりも大好きでご飯を器に入れると何処に居ても直ぐに、 すっ飛んできておいしそうにご飯を食べて妹と遊んでいたミュークが2、3日前から元気がなくなり心配して病院に連れて行きました。病院の先生から検査の結果がまだ出ていないのではっきりしないけど急性腎不全か腫瘍がある可能性がある。と言うことでその日から緊急入院になりました。
毎日病院に電話をかけて様子を聞きますが「まだ腎臓の数値が下がらないから明日又電話ください。」の繰り返しで6日間たちました。
やっと腎臓の数値が下がり退院できましたが、病理検査の結果は、「腎臓のリンパ腫」ということで、25回、半年にわたる抗がん剤治療をスタートしました。
治療は、週に一回病院に行き抗がん剤を投与します。 薬によっては、危険を伴うので麻酔をかけて眠らせ抗がん剤を注射します。 毎回の採血や注射、薬で眠らされているミュークの姿はいつもと違う姿に私たちも見ていて心がとても痛みました。
抗がん剤の影響で食欲がさらに落ち、みるみるうちに抗がん剤治療はじめは 3.65kgあった体重が 2.4kgまで落ちて(元気なときは 4.6kgありました)骨がゴツゴツ感じ痩せ細 って痛々しいくらいに体が弱々しく小さくなりました。 足も筋肉が落ちて体を支えることが出来ず湾曲してまともに歩けなくなりました。 ミュークも全く食べれないことで本能的に生命維持に欠かせないものを最優先するために 一日中ずっと同じ場所から動こうとせずじっとしていました。そして声帯が痩せて声を失い、ヒゲも全部抜け落ちました。
そこまでしてなんとか心臓を動かしていたようです。
私達は一日三回強制給餌(シリンジという注射器の針のないものにウエットフードを水で 溶いて口の横から少しずつ食べさせること)で自分で食べることが出来ないミュークにご
飯と水を与えました。 一回にかかる強制給餌の時間は1時間半、一日4時間半は強制給餌にかかりまた同時に腎不全のために点滴(人間で言う人工透析。腎臓の毒素を取り除くため)を一日2回しないと ミュークは生きていけない状態になってしまいました。
そして 25 回、半年の抗がん剤治療がミュークの9歳の誕生日前にやっと終わりました。 腎臓のリンパ腫を抗がん剤治療で封じ込めたイメージでしょうか。
抗がん剤治療は終わりましたが、慢性腎不全になってしまっているので点滴で尿素窒素と クレアチニンを今後コントロールしていくことがこれからミュークが生きていくには欠か せない必要な処置になりました。そして抗がん剤で封じ込めているリンパ腫が再発しない ようにできるだけストレスをかけないようにしていくことでしょうか。
病気になってから1年が過ぎました。
体重も強制給餌でなんとか3キロ代にもってくることが出来ました。今は少しずつですが自分でも食べれるようになってきました。 強制給餌の時間は、毎日4時間半、点滴を入れて5時間かかっています。

この画像は、毎日の体重の記録をエクセルで表にしているものです。

ミュークもバッキーも東城家のかけがえのない家族です。
一日でも穏やかに長生きしてほしいと願っています。

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