命を預かる者の倫理を言葉にしたい…

― ブルーグレーへ。そして命を預かるすべての人へ ―
ブルーグレー、あなたと過ごした10年の時間の中で、私はずっと考えてきました。
魚にとっての水は、人間にとっての空気。
その空気を作っているのは、私たち人間です。
命を預かるということは、
命を握るということ。
その責任を忘れないために、
私は「さかなの十戒」を書きます。
さかなの十戒
一、
私にとって水は、あなたにとっての空気です。
そのことを一日も忘れないでください。
二、
私の世界は、あなたの手の中にあります。
水を替える前に、私の年齢を思い出してください。
三、
「いつも通り」は、老いた私には同じではありません。
私の時間は、あなたより速く流れています。
四、
私が食べないときは、無理に与えないでください。
沈黙は、私からの合図かもしれません。
五、
経験は安心ではありません。
慣れは、私の命を脅かすことがあります。
六、
私はあなたの娯楽のための存在でもありません。
私を「楽しませる存在」だと思う前に、
私は一つの命であることを思い出してください。
七、
私が苦しむとき、どうか目をそらさないでください。
そばにいることは、救いになります。
八、
私を飼って命の尊さを学ぶ なんて言わないでください。
私もあなたと同じ命、命の重さです。
ありがとうの前に、
命を預かる者としての責任を思い出してください。
九、
私が虹の橋へ行くとき、
どうか「ごめんね」と「ありがとう」を
あなた自身の心で選んでください。
十、
私と過ごした時間が、
あなたを少しでも優しい人にしたなら、
それが私の生きた証です。
記:Aquarium TOJO Muse 東城幸恵

― 命を商業構造に入れる前に読む倫理宣言 ―
私は思う。
命は、商売の構造に入れた瞬間、必ず犠牲を生む。
だからこそ、問います。
さかなの十戒 ― 命を預かる者への倫理提言 ―
一、
私にとって飼育水は空気です。あなたは生命維持装置の管理者です。
水質のわずかな変化は、あなたにとっての窒息と同じです。
管理とは作業ではなく、生命維持であることを忘れないでください。
二、
私はあなたの所有物ではありません。
「儲かるか」より先に、「守れるか」を問うてください。
私はあなたの選択によって生かされている一つの命です。
三、
「いつも通り」は安全の証明ではありません。
慣れは慢心に変わり、慢心は命を奪います。
経験年数は、慎重さを深める理由であって、免罪符ではありません。
四、
老いを甘く見ないでください。
人間と生きる時間の違う私の1日は、あなたの数年に匹敵します。
高齢個体には“例外”が常に起こり得ると想定してください。
五、
水換えは「作業」ではありません。
バケツ何杯という固定化された手順ではなく、
私の状態を見て、毎回決断してください。
六、
給餌はルーティーンではありません。
食欲の低下は、沈黙の警告です。
無理な給餌は、善意の暴力になることがあります。
七、
「楽しませてくれてありがとう」という言葉の前に、
命を握る立場であったことを自覚してください。
責任の引き受けなき感謝は、自己満足に過ぎません。
八、
私が苦しむとき、
目をそらさないでください。
見届けることは、最低限の誠実さです。
九、
業界よ、
命を扱う仕事は、誇る前に畏れてください。
飼えない種を利用することは、商業ではなく加害です。
十、
私を家族と呼ぶなら、
最後まで倫理を更新し続けてください。
命を預かるとは、終わりなき責任を負うことです。
記 : Aquarium TOJO Muse 東城幸恵


奇跡の生還!愛するゴールデンゼブラシクリッドとの絆
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。




























この記事へのコメントはありません。